ブロウ

2002年6月22日
監督 デット・デミ
出演 ジョニー・デップ
   ペネロペ・クルス
              2001年 米
ドラッグでアメリカを手に入れた男、ジョージ・ユング(ジョニー・デップ)の物語
80年代にアメリカで流通したコカインは80%以上がジョージ経由のモノだ、と言うからその力の凄さがわかるのではないでしょうか。

父親の会社が倒産し、母親は家出を繰り返す、と言うまあ、貧乏で幸せとは言えない生活をしてきた事に対する反発で、友人とカリフォルニアに移り住む、そして出会った人たちとマリファナを売買する。
そして、逮捕。
しかし、刑務所でも仲間を作り出所してからはコカインに手を出す。
そして莫大な富を築く。
しかし、それも順風満帆にいくわけではなく仲間の裏切りで再逮捕されたり、不運が重なって財産は無くなり、服役中に妻と離婚したり…。
と、麻薬を題材にしていますが根本にある本題は家族愛と言うやつで。
自分の仕事に対して何も問わない父親と、そして、自分の居場所を警察に通報する母親。
出所してから娘の事を第一に考えてやり直そうとする。
が、そのやり直す為にまたコカインに手を出してしまい、その希望は叶わず…。
ま、そんな孤独感が一杯の悲しい映画でしたわ。

淡々と語られているし、アクションシーンなんて勿論無いし、最初は寂しい映画だな、って思っていたけど最後は良い映画だったなあ、って思った。

「良いときも悪いときもある、それが人生だ、金は幻のようなものだ」

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